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私が会社を辞めた理由

私は2002年4月から勤めた会社を先日辞めた。
2010年2月末の事。

辞めるまではいろんなことが複雑に絡み合って、とても考えたが、最終的には私が決断した。

2010年6月。
家を建て、新居にお引越しすることになった。
その理由は『家-1』 はじめにを参照ください。

新居(きこりん)と事業所とアパートの位置関係は下図。
23.jpg

新居(きこりん)からの通勤時間等を考え、
家を建てると決めた2009年4月には、私は上司に事業所【A】への転勤を願い出た。
わがままに思うかもしれないが、もともと【A】で働いており、
入社して1年半後から、とある製品の開発部門がある【B】へ出向してたわけで、
表向きには
「もといた事業所に戻りたいですゥ」
って感じ。

あとは、新居の完成に合わせてタイミングよく2010年6月に転勤とはならずに、
転勤が多少前後しても、まあ、数ヶ月は頑張って通勤しようと思っていた。

で、時は過ぎ、

2010年2月。
ついに上司から呼ばれた。
「2010年4月より、【A】への転勤を命ずる」
っと。

但し!
【A】での仕事は今までやってきた技術的な事を生かすのではなく、
生かすとすれば、今までの仕事の感覚的な事となる。
という事だった。
私の仕事の詳細を書くわけにはいかないので、
簡単に言うと、例えるなら、
科捜研で分析と解析をずーっとやってきたが、明日から刑事となりなさいというような事だった。

確かに繋がりのある仕事かもしれないが、分析や解析のスキルを持っているのに、それをほとんど生かさず、
イチからスタートの仕事ってのは、30歳になった女子には考える所がたくさんあった。

でも、まあ、私はそれを承諾した。

ここで、
今回の転勤話は、私の事を思っての転勤ではなく、
会社側の「出向者20数名を戻す。」
という方針にのっとったものであった。
なので、必然的にこの転勤話のあった同僚の中には、
不本意な方もいた。

で、旦那さんも働いていて、マンションも事業所【B】の近くに保有する同僚の一人が
「じゃあ、辞める!」
っと回答した。

そしたら、会社側から
「半年前に行った早期退職制度(退職金増額&失業保険優遇)がすでに締切られているのは知ってるよね?
でも、実は、労働監督署?への提出資料や事業計画では、'09年3月~'10年2月末までという枠で提出した。
今回は、転勤を断れない状況&出向中で人事とのやり取りが少なかったという事で、
特別に前回の早期退職制度と同条件を適用するよ。
但し、急で引継ぎは大変だけど、前述理由で、'10年2月末での退職でないと、会社都合とならない。
当たり前の事だけど、早期退職制度は二度とないかもしれない。
あなたが決めた事を、会社側は受け入れる。」
っと言われたそうだ。

ちなみに、私は転勤を受け入れる。っと最初に言ったので、上記話をされなかったが、
今回転勤を断った人には、その話が用意されてあったそうだ。
それを同僚から耳にした私は、考えた。考えた。夫に相談した。友人に相談した。同僚に相談した。
両親に相談した。また考えた。

そして、人事に電話した。
「今更だが、私も辞めるとなったら、対象にしてくれるか?」っと。
人事は、
「そりゃ、今回の転勤は絶対だから、対象にするよ。」っと。
で、
「私、辞めます!」
決断した。

言い訳がましいが、退職金に目がくらんだだけじゃない。
転勤して、イチから学び、仕事する!って事は、新入社員みたいなものだ。
つまり、転勤しました~。すぐに、子供できました~。育休取ります~。
というわけにはいかない事くらい分かる。

さすがに、入社して8年経つし、新入社員よりは社会人の勝手が分かっているから、
転勤先で集中して頑張るのは2年くらいでいいだろう。
そっから子作りかぁ。
また、伸びるなぁ。
そろそろ子供欲しかったんだけどなぁ。

という思いがあった。

それと、
せっかくのきこりんハウスを生かして、主婦として人生楽しみたいなぁ。とも思った。

我が家は、共働き!とひとえに言えど、私が料理を作り、買出しに行く。
それ以外の家事(掃除・洗濯・食器洗いなど)は主に夫がやっていた。
夫はとても仕事が忙しいので、もちろん完璧ではなく、私がチョコチョコやる時もあった。
なので、賃貸のアパートの水周りがいっつもピッカピカとか、どこもかしも埃一つないとか、
突然人が遊びに来ても大丈夫。という感じではなかった。

そこで考えた。
新しい家では、主婦となり、家事を毎日こなし、思い入れのある素敵な家を綺麗に保ち、
夫のバックアップをしていく人生の方がよいのでは!?
っと。

幸い、一生パートをしなくてもいいくらいは、20代で頑張って稼いだ。
ほんとのほんとの専業主婦になるって事だ。

夫にそれを伝えたところ、
「おちゃ!っとか言ったら、コーヒー出てくるの!?それとそれと!朝は一緒に起きて、朝食が出てきて、新聞読めるの!?」
とか、ワクワクした目で言ってきた。
そうだよなー。。
私が仕事をしている時は、夕食後のコーヒーは夫がいれてるし・・
朝は私が寝ている間に出勤してるし・・・
朝食もそれぞれ自分のは自分で用意しているし・・・・
私はお風呂上りに新聞を読むのだが、その時夫は食器を洗ってるしなぁ・・・・
その上、夫は仕事もしっかりやって、着実に出世してるし・・・・

私は、この5年間の共働き生活の夫にかなり感謝し、
「もちろん!コーヒー出すし、あなたはなーんにも家の事しないで、安らいでくれればいいんだよ」
っと答えた。
そう決まると、夫も私も私が主婦になる生活が楽しみになったのだ。

以上が、退職を決めるまでのいろいろだ。

すごい長文になってしまったが、それだけ、私にとっての大きな大きな決断だったって事だ。
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